2011年9月13日火曜日

ブリクサがやってくる。 Blixa Bargeld

シャーロックバトンを考えていた時。 思いつくままだと多くなるから絞らざるを得ない。

『シャーロックを表すキーワード』というので、絞って落としたひとつが、『魔の〇歳児』 さぁ、〇は何にしよう? 
こども、赤ちゃん‐胎児・・・よりは明確な意思があるよなぁと思いながら、ふと、ブリクサ・バーゲルド(Blixa Bargeld)を
思い出した。

高校生の頃、好きだったノイバウテン(Einstuerzende Neubauten)というバンドのリーダーである。 
実生活でこのバンドのことを語り合える人にはなかなか巡り会わない(日本では特に)。 
たまに知っている人にも遭遇するのだが、「昔好きだったんですぅ~」なんて言おうものなら、
「えっ?それはまた・・・」と引かれる。

そうそう、ノイバウテン初来日公演(京都)の時、ステージ上の彼をみて思ったのだ…

おなかの中でまるまってる無防備で無垢な胎児みたい・・・って。 理由は今も不明。 ただそう感じたのよ。
それを思い出した。 思い浮かべた時の感触が、子供が透けるシャーロックと似ていたのね。

コンサート自体は激しかったな~、ケガ人くらい出てたかもしれない。 私も靴つぶしたよ、確か。
すっかり記憶の引き出しの奥に入り込んでた。

そこでさっそく『あの人は今』サーチ! 今はググれば何でも出てくるから本当に便利 ♪

そしたら、なんと9月末に来るんだって! わ~、すごい! グッドタイミング!
よく考えたら、私、Blixa って一番よく観に行ってた。

初来日の時(26年前!) 2回目の来日もたまたま帰国中で、ひょいと行った。 おまけに彼はニック・ケイヴと一緒に
いたから(Nick Cave & the Bad Seeds)、そっちの来日公演でも見てる。 ロンドンでも行った。 計4回!

ひたすらコンサート詣でをしているわけでもない私が、一生の中で行ったコンサートのうちの4回ってすごい頻度だ。

これはぜひ行かないと…という気になって、ちょっと今のご様子を探る。ついでに直近のCDとノイバウテンのCDも。 
実家のレコードどうなったんだろうね? 私的には持ってたレコードの買い直しで、初期の物だけでいい。 
2回目の来日コンサートの時に、ちょっとずれを感じつつあったから。

何を隠そう、私はノイバウテンの半分人間(Halber Mensch)のビデオも持っている!(威張るほどのことかいっ) 
棚を探したら出てきた。VHSなので、もう見れないけど、白虎社という、不思議な白塗り舞踊団が踊っていた。 
このビデオ、大学の生協に置いてあった冊子のプレゼントになっていて、ハガキ送ったら当たっちゃったのよ! 
エントリしたのが私だけだったんじゃないかと秘かに思ってたけど。

ぱっと思い出せるノイバウテンの曲。

Halber Mensch
Fuetter Mein Ego  (・・・じゃなくて、これってYue-Gungという、当時の話題作?だったのね)
Schwarz


30年近く前の話と思うとなんかフクザツ。 でもチケット早速買っちゃった!
直近の Mimikry はAlva Noto という電子音系のユニットとのコラボ。 こちらがメインなのかしら?(先に名前が来ているし)

でも歌っているのはBlixa。 
キュインキュインキュインと鳴り響く音は相変わらず、らしいなぁ・・・と思っていると、英語で歌う声も。 
あら~違和感…。 英語で歌ってたら、ラジオでかかってもBlixaだなんて絶対気づかないだろうな、私。

私の記憶の中のBlixaの歌はすべてドイツ語だった。 私の知る限り(って初期3アルバム程度?)ノイバウテンも
英語の歌なんてなかったような…。 

ニック・ケイヴと一緒の時にバックで英語で歌っていたかもしれないが、ヴォーカルはニック・ケイヴだったし、
ブリクサはギタリストだった。

だから、英語の歌声に馴染みがなかったんだ。 ちょっとびっくり。 でもなんていうのだろう。

30年近く経過した今、ブリクサのまるまり具合がこっちのまるまり具合(?)とそれなりに合っているのだ。 
2回目の来日公演行った時(20年くらい前?)よりも、感覚的にすり合わせがずっといい。
何気に美しいメロディも歌ってる。 (…ちゃんと音階でも歌えるんだ)

最後に見てるのがロンドンのニック・ケイヴだ。 これももう、たぶん16-17年前。 うわぁ・・・。

日本に戻ってきてからライブも行かなくなった。 上京してすぐの時にニック・ケイヴが来日した記憶があるが、
金欠だったし、 確かスタンディング5000円ってアリエナイ!と思って、行かなかった。 
だってロンドンでダフ屋に吹っかけられたって、20ポンド(当時3000円くらい?)も言われたことなかったんだもん。 
いつも2000円くらいの感覚だった。 以来、行かなくなってしまったのだ。

どこで軌道修正したのか自分でもよく分からないままだけど、結構、地道に働く生活になった。 
今の私はまるで役所勤めのよう。 この上なく堅気なのだ。

子供もいるし、子供の情操教育には適さなそう・・・ということで、こーいうのは、この数年ずっと横に置いてきた。
でもそろそろ解禁してもいいかな。 意外にも子供はYue-Gungに合わせて踊ってるし。 

『あの人は今』ついでに画像もいろいろ。

26年前に見たときはこんな感じだった。 この大きな碧い眼はインパクトあったよなぁ。 この頃は特に細かったから、
眼がやたら目立つし、よけいに暗がりで真っ青に光ってたよね。 今はかなりお太りになられたようだけど。

画像が結構上がってくるけど・・・ 男とキスしてる写真が数点。 なぜ男とのばかり?

なつかしい! マーク・アーモンドとキスしてる画像まである。 リアルタイムで雑誌に写真掲載されてるのみた。
(Fool's Mate?) どちらも激しい人だが、激しさの向きがかなり違っていたので、交流なんかあるんだ…と思って
みていた記憶が。 これも少なくとも20年以上は前のはず。

あっれ~、ニック・ケイヴともキスしてる。 髪型と肉付き具合から見て、最近っぽい。
このふたりもそんなことするんだ。 この二人は寄り添って歌っていても、アヤしさ、いかがわしさを全く感じなかったのに。 
見た目がハードすぎ? 狼のようなコワモテ(でも男前だったよ)のニック・ケイヴだと、狂人チック過ぎて、
あまり、そういった感触が感じられなかっただけ? ふたり並ぶだけでいかがわしかった、バウハウスのピーターや
ダニー君とは対照的。 そういえばBauhausのMaskのPVが初めて見た実写の男二人のキスだったような・・・。

っつーよりも! 今は二人とも(ブリクサ&ニック)もう、50歳過ぎてるよね? オトナになれよ~! なんで今更・・・。
50オトコふたりが目の前でキスしてたら、かなり引くと思う。 私は絶対にひく。 目のやり場にすごく困ると思う。 
だからなおさら合成して喜ぶ人もいないだろうから、ホンモノなんだろうな、この写真。 
この二人、昔はそんな色っぽい(?)雰囲気、全然かけらもなかったのにどーしたんだろ? 流行り? 
だったら、そんなこと、若いコにまかせておこうよ。
偏見で悪いけど、額の後退した狼オトコと巨漢の組合せで、絵的にあえて見たいと思わないの。 
20年前なら許容できたと思うのだけど。 ゴメンナサイ! でも来日は楽しみにしてるわ。
(ここに男とキスするBlixa 数点貼るのも憚れるので、興味のある方はBlixa Bargeldでぐぐってください。)



ブリクサ+ノイバウテン関連記事はこちら Einstuerzende Neubauten

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