2011年4月21日木曜日

マーク・ウォレン Marc Warren Band of Brothers Cast Interview を聴いて

偶然見つけたバンド・オブ・ブラザーズ 10周年記念インタビュー!(番組はまだ継続中 こちら
まだマーク、ダミアン・ルイス(Damien Lewis)、 デヴィッド・シュワイマー(David Schwimmer) の分しか聞いてないけど、面白かった!

実際の人物の遺族とかにもゲスト参加してもらい、演じた俳優と話してもらう構成。

どうやってバンド・オブ・ブラザース(BoB)での役をゲットしたのか、オーディションはどうだったか、BoBに出演するにあたって何をやったか、BoBに出演して変わったこと、何が一番思い出に残っているか・・・というのがベーシックの質問でした。

それで、マーク・ウォレンですが・・・・ とりあえず感想。

前々からインタビューとか見ても思ったけど、この人ってかなり、『天然』だね。 
大竹しのぶ的な、勘の良い、天才肌なのですね。

彼女が野田秀樹と付き合ってた時に、「劇団の俳優たちが舞台を作る上で、登場人物や背景について議論しまくり突き詰めるのをみて、みんなそんなに考えて演技してたのかと驚いた」と言っていた話を思い出してしまいました。

ダミアン・ルイスが、いかにもスピルバーグ総指揮(だっけ?)の大作を語るにふさわしい、受け答えを雄弁にしているのに比べて、マークは、おいおいっ・・・て感じ。 

すっごく笑わせてくれるけど、BOBを自分の出たエピ以降、見たことがないって、そりゃ失礼だよ、アナタ。 そんなことまで馬鹿正直に言っちゃっていいんかいっ! 

おまけにマークはかの有名な本番さながらの訓練を免除された数少ない俳優のうちの一人だった(やっぱり?) 『やれって言われなくてよかったよ。やってたら死んじゃってるよ』だって!
撮影は自分のエピ(Ep3.カランタンの戦い)が来るまで、「0.5秒しか映らないのに」毎日立ち会い、寒いわキツイわで、逃げ出そうかと思ったそうです。 確かにグロッキーな顔で一瞬だけ映ってたよね。 今までで一番大変な仕事だったと。

自分の撮影時も、寒くて、冷えきった金属がが手に喰い込んでくるようで、ライフルがうまく扱えない。 伝説のデイル・ダイ大佐に、『もたもたするな! さっさとやれ!』と、散々どなられているところ、メイク担当の女性(大佐が気に入っていた美女)が

『怒鳴るのはやめてあげてよ。彼だって精一杯頑張っているんだから。 恐がらせないでやってちょうだい。』

と、大佐に微笑みかけてかばってくれたそうです。 

「戦士っぽくないよね」 って、・・・ おいおい。(笑)  まさしくダニー(華麗なるペテン師たち)をブートキャンプに投げ込んでしまったと思えば良いような感じ?

アメリカ受けはしなさそうだね、彼は。ヘタレだし。 それでもスピルバーグやトム・ハンクスの覚えはめでたかったらしい。 デイル・ダイ大佐にも撮影終了時には「良くやった」と褒めてもらったそうです。 (元軍人、スパルタが染み付いているデイル・ダイはそのようなことはあまり言わないらしい)

それでもさ、彼のブライスはすっごく良かった。 余韻が残るっていうか、最期に包帯でぐるぐる巻きになって、無感情に大きな目を見開いたまま、何を思っているのか…と、こっちが涙こぼれちゃったよ。 「キミはがんばったよ」と手でも握ってあげたくなってしまった。

目が見えなくなるところは、「無理無理」と言う、大半の予想を裏切って、うまくいったシーンらしい。 セリフは決して多くないのに、表情だけで、繊細で気弱な青年の葛藤がすっごく出ていた。

30過ぎて20歳そこそこの男の子の、青臭い繊細さや弱さを、見事にやっちゃうのは、さすがマーク!なんだけどね。
実在したアルバート・プライス(奇しくもマークが生まれた年に亡くなっている)の息子のゴードンさんとマークは初めて話をするのですが、マークは、映画の中に描かれているアルバート・プライスを演じただけって感じ。 

自分のエピは「ちょうど9.11の直後に放映されたから、見てる人いなかったんじゃない?」って、祝10周年記念!って盛り上がっているアメリカ人に言っちゃいかんよ~。

最も、キャスターの「君は出演者の中でも年長の方だったのに、大佐とかでないただの一兵卒を演じてた。それについてはどう思う?」って質問も???だ。(マークも答えていない) マークにしてみれば実年齢の半分の人間を演じるのも良くあることで、演技でしょ? 程度のことだろう。 
マークは現代っ子なのだ。

あ~、時間があったら、記念にトランスクリプトやっちゃいたいけど、そこまで余裕がないなぁ。

0 件のコメント:

コメントを投稿