2011年4月9日土曜日

刑事ジョン・ルーサー : がんばって観たけど。

【英BBCから、またひとつサスペンス・ドラマの傑作が登場した!
2010年5月~6月にかけてイギリスで放送された「刑事ジョン・ルーサー」(原題:Luther)は、放送直後から大反響となり、640万人の視聴者を魅了、視聴占有率も24%を記録した。】
AXNミステリーのサイトより抜粋。

・・・・かなりまじめにTVの前に陣取ってみたけど、私的にはイマイチでした。
陣取ってみた割には、うろうろ、つい他の用事もしてしまったし。

つまり、そこまで惹きこまれなかっただけ。 でも、もうシリーズ3まで予定があるって!

久々に、「私、好きそうかも」 とちょっと期待したんだけどね。
あ、でも音楽は素敵でした。 

このドラマはすごく、興行成績を気にして制作されたんだと思うな。アメリカ受けもすごく狙っている。
だって、最後にちゃんと『結末』がある。

実は仲間内に悪者(友人だった!)がいて、そいつにはめられそうになるが、ちゃんと正義は勝った! ブラヴォ~! ってか。

浅い・・・。浅すぎるよ。

前宣伝で散々言っていた『美しき完全犯罪者と刑事の妖しい関係』ってのも、最初ちょっと期待したものの 「どこが?」ってな感じだ。 最終話で、殺人容疑をかけられ、追い詰められたルーサーが皮肉にも『安全な場所』として立ち寄るのが、彼女の家という展開だけのために残しておいたかのようだ。

それにほら、完全犯罪者がライフルでドンっはないだろう。 もうちょっと優雅に美しい仕事を期待するよね。

各エピの中で、ちょっとは感情移入できる人物もいたりはした。スポットで「おおおっ」と思うこともあったが、本当にそのスポットだけなのだ。

例えば、第4話の連行される夫をトンカチで背後がら殴り倒した妻とか。あの瞬間だけは息を飲んだし、妻の長年のうっ憤や悲しみが押し迫ってきた。

トータルの構成がいまいちなのだろうか。 感情移入を重みに欠けるストーリー展開で阻害されてる感じだった。 

今まできちんと見なくて後で初回放映時に見なかったことを悔やまれるドラマもいくつかあったから、がんばって観たけど、これは腹ただしいほど、外されたよ。

何も中途半端にアメリカン目指さなくてもいいのにさ。 シリアスな設定で、誰にでもわかる悲劇を目指されるとみている方はしらけます。

0 件のコメント:

コメントを投稿